ピアノを売る際、査定額に大きく影響するのは楽器そのものの状態です。アコースティックピアノ、グランドピアノ、そして電子ピアノ、デジタルピアノなど、種類ごとに適したメンテナンス方法を実施することで、高価買取を狙えます。
今回は、各ピアノの特徴と売却前に行っておくべきお手入れ方法を詳しくご紹介します。
1 アコースティックピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ)
♪グランドピアノ

●特徴
グランドピアノは、内部に弦とハンマーを持ち、自然な響きを生み出す楽器です。豊かな音色とダイナミクスが魅力ですが、環境の影響を受けやすい点も注意が必要です。
●メンテナンス方法
〇外観の清掃:
柔らかいクロスで表面のホコリ、指紋、汚れを丁寧に拭き取ります。木部は専用のウッドクリーナーを使用し、光沢を保ちます。
〇内部の点検:
弦やハンマーに目視でサビや劣化が無いか確認。気になる場合は専門業者に点検依頼することをおすすめします。
〇調律と弦の状態:
売却前に調律を行い、弦の緩みや張り具合を確認。定期メンテナンスの記録があると査定時にプラス評価となります。
♪アップライトピアノ

●特徴
アップライトピアノは、グランドピアノに比べコンパクトな設計ですが、同様に精密な内部機構を持っています。一般家庭で広く使用されるため、状態管理が重要です。
●メンテナンス方法
〇外観の清掃:
こちらも柔らかい布で汚れを拭き取り、木部や金属部分は専用クリーナーでケア。
〇内部の湿度管理:
温度や湿度が原因で内部部分が劣化しないよう、適切な環境(温度18~24℃ 湿度40~60%)で保管していたか確認。
〇鍵盤の状態確認:
鍵盤が均一で動作がスムーズか、鍵盤の下にホコリや汚れが溜まっていないかをチェック。
2 電子ピアノ、デジタルピアノ

♪電子ピアノ/デジタルピアノ
●特徴
電子ピアノ、デジタルピアノはサンプリング技術や音源合成で音を再現するため、物理的なメンテナンスは比較的簡単です。軽量でコンパクトなため、家庭用やレッスンに人気があります。
●メンテナンス方法
〇外観の清掃:
液晶パネル、操作ボタン、スピーカー周辺を柔らかいクロスで丁寧に拭き、ホコリや指紋を除去します。
※中性洗剤を薄めた水を使う場合は、液晶画面に直接かけないようにしてください!
〇接続部とケーブルの点検:
電源ケーブルやオーディオケーブルに断線や損傷がないか確認し、汚れた場合は布やエタノールを含んだ綿棒で清掃します。
〇ソフトウェア、フォームウェアのアップデート:
メーカーの公式サイトで最新アップデート情報をチェックし、必要に応じてアップデートを実施します。
〇内部ファンや、通気口の掃除:
長期間使用しているとファン周辺にホコリが溜まるため、エアダスターで吹き飛ばしておくと、機器の冷却性能が保たれます。
3 付属品の確認と最終チェック

付属品の点検
●アコースティックピアノの場合:
純正カバー、調律記録、付属の楽譜など。
●電子ピアノの場合:
電源アダプター、ペダル、説明書、保証書など。
最終チェックリスト
●外観のクリーニング完了
●内部の点検、調律(アコースティックの場合)
●接続部、ケーブルの状態確認(電子ピアノの場合)
●ソフトウェアのアップデート実施(電子ピアノの場合)
●付属品が全て揃っている
まとめ
ピアノ売却前に行うメンテナンスは、査定時に大きな影響を与えます。
アコースティックピアノ:外観、内部機構、調律、湿度管理が重要。
電子ピアノ/デジタルピアノ:外観、接続部の清掃、ソフトウェアアップデート、内部ファンの清掃が鍵。
これらのポイントを押さえて、最終チェックリストに基づいて楽器の状態を整えれば、査定時に良好な評価を得やすくなります。
売却を検討されている方は、ぜひこの記事を参考にして、大切なピアノを最高の状態で手放してください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
記事作成:楽器王浜松店
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